女子にも楽しいフィルムカメラ解説『ペンタックスSPF』
フィルムカメラ『アサヒペンタックスSPOTMATIC F』をレポします。
1973(昭和48)年発売のフィルム一眼レフカメラで、
ペンタックスSPシリーズの後継機とやら…。写真いっぱいでおおくりしまーす^^
まず全体のフォルム。ブラックボディでかわいいです*^^*
レンズキャップが薄いアルミ製で、チップスターのフタみたいな感覚で脱着できます。
ちなみにアサヒペンタックスからペンタックスに名前が変わったのが1979年なので、
アサヒと書いてあると、それ以前の機種ということになります。
レトロなセルフタイマー^^
羽みたいなここを水平に倒してから、小さな銀のボタンを押すと
ジーーーーーーと鳴って、ボタンの場所でカシャっと撮ってくれます^^
ノスタルジーな音は耳触りが心地いい。
角のとこがキズついてお見苦しいです、ごめんなさい。
かなり丈夫な機会だと思います。完全動作のお品です^^
ちょっとメカニックのことを。
このカメラはピントはピントリングで合わせて(いまのマニュアルフォーカス)、露出はカメラ内蔵の露出計が調べてくれて、それをみて人間が調整するタイプです。
まず向かって左のダイヤルで、フィルムのISOとシャッタースピードを設定できます。
上部のダイヤルで装填したフィルムの感度(ISO)を『ASA』のところに回して表記させます。
ちなみにASAとは「American Standards Association(アメリカ標準規格)」の略でISOと数字は同じでOKです。
あと、シャッタースピード優先で赤い印のところにお好みの数字を合わせます。
ふむふむカンタン。
右のダイヤルは、進んだフィルムのコマ数です。フィルム送りで送るたびに一目盛りずつ進みます。
フィルムとシャッタースピードを設定したら、ファインダーを覗いてみましょう。
あ、ファインダーって後ろののぞき穴のとこです、念のため。
上のように”ファインダー内のイメージ”のところには、撮りたい景色が本当ならありますのでご理解くださいませ。
注目すべきは右側の+と-のエリア、ここが露出計でして、ちゃんと撮れるのか教えてくれる計器なのです。
本体のレンズ近くに、↑矢印のついたつまみがあるのですが、そこを上にあげると露出計が動きます。
さっきのファインダー内の+と-の間をアナログの針がウイーンと動くのです。
ノスタルジーでかわいい♥
露出計の針がちょうど真ん中を差せば、適正露出ということでOK、シャッターを押せば いい写真が撮れるということなのですが、
+で露出オーバー、または-で露出アンダーの場合は、レンズ側の絞り値を変えることで適正にします。
レンズの上部に赤いひし形の記があって、そこにレンズの根元のリングをカチカチ回して数字を変えます。
このときは絞り値が1.8ですね。
ファインダーを覗きながらカチカチすれば、針が真ん中になったところで撮る、って感じですね。
字で書くとすっごくむずかしそうなのですけど、触ったら あーそういうことねー って簡単なんですけど、伝わらなかったらごめんなさい。
はい、メカ終了~^^。
カメラの裏側はこちらです。
電池はボタン電池のH-D(MR9)が標準なのですが、製造中止になったので、
LR44に紙を巻いて使用することができます。 詳しくは → ここクリック後下の方
フィルムを全部撮り終わったら、裏のフィルムロック解除ボタンをぽちっと押しましょう。
このポチをしないで無理やり力ずくで巻き上げると、カメラが壊れてしまうので気を付けてね。故障原因の上位です。
ボタンを押したら巻き上げ開始。ハンドルを出して矢印の通りにね。
巻いててスルッと手ごたえが軽くなったら、ハンドルを引っ張ってパッカーン。
できました。
アサヒペンタックスSPFのレポでした。
だれかのなにかのお役に立てたら、フィルムで撮るひとが増えたら、うれしいです。
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